「Bibibop Asian Grill」は、韓国料理のビビンバをヒントにしたカスタマイズ丼を専門とするファーストフード店で、好みのベースやトッピング、それにソースを選ぶ事の出来るスタイルから、アジア版Chipotleとも言われるコンセプトが人気を博しています。2013年8月にオハイオ州のコロンバスでオープンしたこのお店は、現在までに５州にわたって店舗を展開しており、イリノイ州にはシカゴ市内とシャンバーグにあります。2017年の夏にオープンしたばかりのシャンバーグ店は、カジュアルモダンなインテリアで、奥にあるガラス越しのカウンターに丼の具材がずらりと並べられています。

このお店では、まず最初にベースとなるライスやヌードル、サラダの中から好きなものを選び、その上にのせるHot ToppingsやProtein、Cold Toppingsと呼ばれるトッピング類を組み合わせてオリジナルの丼を完成させます。ホット・トッピングにはブラックビーンズやじゃが芋、もやしなどがあり、プロテインにはチキンやスパイシーチキン、ステーキ、オーガニック豆腐、そしてコールド・トッピングにはキュウリやレタス、ダイコン、キムチなど全十種類ほどが用意されています。プロテイン以外のトッピングは複数、または全種類をのせることも可能で、色んな具材のコンビネーションを好きなだけ楽しめるのも嬉しいポイント。味付けの決め手となるソースにはリッチでクリーミーなYum Yumと、真っ赤な赤唐辛子のきいたKorean Red、生姜の風味がとっても良いSesame Ginger、ワサビのツンとした爽やかさがアクセントのCucumber Wasabi、甘辛さが食をそそるTeriyaki、それに独特のスパイシーさが癖になるSpicy Srirachaなど６種類があり、丼の上にかけても、サイドにつけることもできます。また、丼には温かいお味噌汁が無料でついており、こちらはなんと飲み放題。さらに追加メニュー（有料）として、サイド用のキムチとパイナップルも用意されています。

　今回はベースに白米とヌードル、サラダの3種類を選び、それぞれ色んなトッピングで組み合わせてみました。まずは白米にじゃが芋と豆腐、それにすべてのコールド・トッピングをのせてもらい、Korean Redのソースをかけてもらいました。少し硬めに炊いた白米に、甘めに味付けした厚揚げのようなお豆腐と、角切りのじゃが芋、それにたっぷりの野菜がのっていてボリュームがあります。具が多いので味にまとまりがないかな、と思いましたが、甘酢漬けのような大根のさっぱりさと、チーズや卵がまろやかさのバランスもよく、コチュジャン・ベースのスパイシーソースがしっかりと味を引き締めています。トッピングのキムチは誰にでも食べやすいマイルドな辛さでさっぱりとしていますが、やはりこれを入れることでより韓国らしい味に仕上がる気がします。米粉を使ったヌードルには全３種類のホット・トッピングとステーキ肉、それにキムチを除く全てのコールド・トッピングをのせてもらい、Sesame Gingerソースをかけてもらいました。程よく焼いた柔らかいステーキと和風のセサミソースは甘めのテイストで、硬めに茹でた米粉麺に良く合います。また、炒めたケールの苦みをマヨネーズや生クリームを使ったクリーミーソースがまろやかに包みこんでい、なかなか良い組み合わせでした。サラダベースのボウルには全種類のホット・トッピングとコールド・トッピング、それにMarinated Chickenをのせ、クリーミーなYum Yumソースを合わせました。さっぱりとした甘いタレでマリネした柔らかいチキンに、マヨネーズと優しいヤムヤムソースがよく絡み、ボリュームはありますがたっぷりのレタスがメインなので軽く食べられました。

　その日の気分によって具材やソースの組み合わせを色々アレンジ出来るので、行く度に新しいコンビネーションを試してみたくなりそうです。野菜が中心のトッピングが多く、選び方次第ではヘルシーに仕上がるので、野菜を沢山とりたい方やダイエット中の方、それにベジタリアンの方にもお勧めしたいお店です。

(11/27/2017)

白米にオーガニック豆腐をメインにのせた丼は、Korean Red Sauceでビビンバ風に。	コシのある冷たいヌードルに香ばしいステーキを合わせた丼は、Sesame Gingerでさっぱりと。	たっぷりのグリーンサラダは甘辛いChickenとYum Yumソースでヘルシーに頂きます。野菜たっぷり！
食後の口直しにパイナップルもあります。	温かいお味噌汁は無料でお代わり自由。	ソースバーもあるので、他の種類を何種類でも試すことができます。