今回はグリーク・タウンにある、ヨーロッパスタイルの本格カフェ『Artopolis』をご紹介します。ダウンタウン・ウエストループ周辺と言えばギリシャの伝統が漂っている街ですが、『Artopolis』はその中心地にあるアットホームな雰囲気が人気のお店です。ギリシャ語で「Artos」はパン、そして「Polis」は町という意味で、その名の通り、店内には香りの良いパンやケーキ、そしてタルト等がズラリと並んでいます。

それでは今回、取材班がトライしたものをご紹介しましょう。

Egg Lemon Soup
	ギリシャ料理ならではのレモン・スープは、前菜としてもメインとしても楽しめます。一見クリームスープのように見えますが、レモンの酸味が生かされているのでアッサリしているのが特徴です。チキンとお米が入っていて、ヘルシーな「おじや」の様なトロッとした口当たりがユニークなスープです。サイドについてくるパンはバターの優しい甘さが良く、柔らかくモチっとした食べ応えとゴマのアクセントが◎
Vegetable Mousaka　(本日のスペシャル)
	メインは季節ごとに2〜3品ほどが日替わりで楽しめます。今回トライしたこのお料理は、ローストしたズッキーニ2種とナス、そしてスイートポテトがミルフィーユ状に重なっていて、一番上にはフンワリとしたコクのあるクリームソースがのっています。凝縮された野菜の甘さとソースの相性が絶妙で、取材班が感動した一皿！サイドのヒヨコマメが入っているレモンライスは、ちょっとパサついていますが食べやすいピラフです。
Chicken Kebob　(本日のスペシャル)
	野菜と一緒にグリルしている串刺しのカバブは、とてもシンプルな味付けです。ジュワッと肉汁がしみ出る旨みたっぷりの柔らか〜い鶏肉にレモンを絞って頂きます。サイドは、トロッとしたあんかけがかかっているチキン・レモンライスと、フライド・スイートポテトという組み合わせでした。
Chicken Riganatti　(カフェのメニューより)
	香り良くローストされているハーフ・チキンは、地中海のハーブとスパイスで味付けしてあり、しっかりと味がしみていて格別の美味しさです。サイドのローズマリー・ポテトと、ローステッド・ベジタブルにもこだわりが感じられる、ボリュームたっぷりの一皿です。
Cream Caramel
	オレンジ・バニラ・ゼストがきいているギリシャの卵プリンは、滑らか〜な舌触りがたまりません。とっても食べやすく甘さも丁度良い絶品プリンは、売り切れることがあるほどの人気商品です。
Raspberry Yogurt Mousse
	ラズベリーの甘酸っぱさとヨーグルト・ムースが爽やかで、とてもアッサリしています。フワフワとした軽いムースの口溶けはクセになること間違いありません。甘いものが苦手な方にもオススメしたいデザートです。
Fruits Tart
	フレッシュ・フルーツの彩りが美しく、中のカスタードも◎　フルーツそれぞれの酸味とカスタードの甘さ、そして歯ごたえのあるタルトのバランスがとても良く、大満足できるタルトです。
Cheese Cake
	このお店を代表するチーズケーキはとても軽い舌触りで、まろやかなチーズの中には少し特有のクセがあります。しつこくなく、どっしりと重すぎないので食べやすく、イチゴの甘酸っぱさが引き立っています。
Loukoumades
	ひと口大のギリシャのドーナッツは、ハチミツ・シロップとクルミ、ゴマ、さらにシナモンがたっぷりとかかっています。モチっとした生地は軽いのでパクパクいけちゃいますが、シナモンがかなり多めだったので、苦手な方は抜いてもらった方が良いかもしれません。
Greek Coffee
	コーヒーの粉と砂糖を同時に煮立てる独特な手法でいれられるコーヒーで、「トルコ・コーヒー」としても知られています。甘さはそれほどキツクなく、コーヒーの粉がドロッとカップの底に沈んでいるのが特徴です。
Artopita (“Kasseri&Feta”)
	カセリとフェタ、2種のチーズを使った手作りパイはとてもシンプルで、サクサクとした軽い食感がイイ感じ。アペタイザーやメインのお供にぴったりです。

バーでお酒と共にギリシャ料理を頂くのも良し、カフェでゆったりとデザートを楽しむのも良し、さらにギリシャワインや雑貨を扱っているギフトショップまである、様々な用途で利用できるお店です。ぜひ一度、足を運んでみて下さい！

(04/20/09)