ご経験（体験）を聞かせてください。

イリノイ州に住んで、5年になるものです。
今、大統領選挙で色々な意見や情報がメディアを通して交わされていますが、実際、今までの民主党政権下と共和党政権下で暮らされた方々の経験談をこちらで伺えるとありがたいと思いまして、投稿させていただきました。

党を非難したり、特定の誰かを中傷するのではなく、
この政権のこんな政策で、――――な生活になった。
きっとこの政策だったから、―――生活だった。
こんな政策でこんな風に生活が変わった。
実際の生活の中からご経験された、長所、短所、そんなお話を聞かせていただきたいです。

インターネットで調べても、政党の一般的な違いは書かれていますが、生活した方々の生の声が
どうしても見つけられませんでした。（私の調べ方が悪いのかもしれませんが）

私は、アメリカ市民ではないので選挙権もなく、何の影響力もありません。でも、何かしら影響を受けて生活する者としてアメリカに長く暮らされている日本人の方々の経験談をうかがえるとうれしいです。
政治は、その時代の世界のあり方によって違うと思いますが、経験者の方々のお話を伺い、これからのアメリカ生活の参考にさせていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします。

州の公務員なので、はっきり言って共和党大統領でも民主党大統領でも、個人的な生活はそんなに変わらないんですよ。
小さいことはありますが。あ、私は民主党ではなくインディペンデントです。民主党よりリベラルですかね。なので、生活が変わることよりも、自分が望む世の中になって欲しいにはどっちの政策が良いか？と考えます。

例えば、私の州では（実はイリノイのご近所です）共和党知事になった時に、公務員の組合を潰すために「団体交渉権」を公務員から剥奪しました。組合に強制加入させることができないということです。組合のパワーが弱まったので、職場で理不尽なことがあってもそれを解決するのに時間がかかります。それと今まで州が負担してた健康保険料の割合を減らした（これは給料を低く抑える代わりに、保険料の負担をするということで決まっていた事項）ので、自己負担分が増し、年収にして３−４千ドル減りました。

民主党になって保険制度が見直された時、２５才までの子供が親の保険に入れるようになったので、それは助かりました。

夫の友人にファーマーが多い（田舎出身なので）ので、トランプの中国との関税戦争で、輸出が減って彼らの収入はガタ落ちになってます。

共和党の知事が、私立の学校に通う家庭にも税金から補助を出すようになりました。個人的には、その金額を裕福な家庭に補助するよりは、地域によっては固定資産税が少なくて学校の運営資金が少ない公立学校に回してくれれば良いのに、と思います。
民主党は教育に予算をかけるところも賛成です。

とは言え、民主党の政策全てに賛成でもないです。移民関係については、民主党の政策はちょっと行き過ぎていると感じます。

私は共和党の経済政策「トリクルダウン」の考え方を全く信用していないので、それだけでも共和党には投票したくないです。

ゆか様

早々にとてもためになるお話を聞かせていただき、どうもありがとうございました。
インディペンデントという立場の意味も調べ、トリクルダウンという用語も調べました。このように色々な具体例をお書きくださったので、政権の違いが生活にどう影響するのか分かりました。知らないことばかりで、大変、大変勉強になりました。お時間を割いて教えてくださいまして、本当にありがとうございました。