イスラム過激派組織によるショッピング・モール襲撃予告
21日、イスラム過激派組織アル・シャバーブ(Al-Shabaab)は、インターネットを通じ、
アメリカ、カナダ、イギリスのショッピング・モールに対する攻撃を呼びかけるビデオ・メッセージを
発出しました。同ビデオ・メッセージの中で、ミネソタ州ブルーミントンにあるモール・オブ・アメリカ
(The Mall of America)を攻撃対象として言及しています。
アル・シャバーブは、アフリカ地域を中心に、テロ・拉致・誘拐を繰り返しています。1998年には、
ケニア国ナイロビ市内のアメリカ大使館を車爆弾で襲撃し、大使館員及び民間人約200人以上が
死亡、約5000人が負傷しました。2013年にも、ナイロビ市内のショッピングモール「ウェストゲート」を
襲撃し、4日間に渡り治安部隊と交戦し、67名が死亡、175名が負傷しました。
治安当局は、本件に関し、具体的な脅威はないと述べていますが、テロや不測の事件に巻き
込まれないよう、最新の治安情報に注意をするとともに、同モールを含め、ショッピング・モールや
空港、駅など人の大勢集まる場所にはなるべく近づかないようにしてください。やむを得ず
そのような場所に行かれる際は、周囲の状況に注意を払うとともに、不審な状況に接した際は、
速やかにその場を離れるなどの安全確保に努めてください。
(問い合わせ先)
在シカゴ日本国総領事館 領事・警備班
電話(312)280−0400