アメリカの悪いところばかり真似しないで

<<ちなみに刺青を消す商売が大繁盛なのは、社会的にどうのこうのというのではなくて 彼氏彼女の名前をよく考えないでいれた馬鹿者が別れた後に後悔するケースが多いからです。

これは明らかに間違いですね。　第一　きょうび　恋人の名前を入れるのは少数派ですよ。　reason for tatoo removal/regret　で検索してみてください。　仕事・ギャング・対人関係・色褪せ　などのほうが圧倒的に多いですね。　若気の至りで後悔する　というのは、その通りと思いますが。　　

<<刺青＝犯罪者になるという決めつけはどうかと思います。

そうは言っていませんよ。　　アメリカでは　みんなしている。　大学教授もしているということに対して、受刑者の統計を挙げたまでです。

<<実際にクリエイティブ系の職場などはタトゥーを入れている人が多い

多いかどうか知りませんが、腕一本で生きて行く覚悟であればということを書いたんですが。　　社会的な制約があるというのは事実だと思います。

<<逆に親に甘えっぱなしで親のクレジットカード使いたい放題の子が多い中、 そういう若い子がバイトしてるなんて偉いな〜と私は思いますね。

ちょっと矛盾していません？　刺青を入れている子　と　親に甘やかされている子　を比較して　偉いな〜　というのは、おかしくないですか？
”そういう若い子”　でなくて、　”普通の若い子”　がバイトしていたら偉いな〜と思いますか？　

Tatoo＝悪い人

ではないよね。
犯罪者に人気だからって、それを否定するのもね。

軍人だっていれるし。

ただ、日本では、ずーっとさかのぼれば、犯罪者がその印として入れられたのが刺青であり。
刺青＝犯罪者
という文化が知らず知らずのうちに刷り込まれたのかも。

ここでは、まったくちがう歴史的背景があるので刺青に関する意識もちがってくるのかも。

アメリカ人の友人が変な漢字を入れていて、指摘するべきかどうか迷ったことが１度や２度ではないです。
きっと、本当の意味を知ったら、消したくなるだろうな。

私の友人は親子でTatooを入れに行っていましたよ。
それこそ、中の上流くらいの家庭で。
簡単に消せないから、漢字じゃなくてもデザインに注意しないといけませんよね。
彼らも漢字を入れたくて、漢字の意味を私に確認してから入れてました。
それから、中年になっても絶対太らない意思も必要。
夫は、太って皮が伸びたときを想像すると萎えるから、入れないそうです。

犯罪者と思われるからという感覚はないようですよ。

ギャングや軍人は忠誠心を表すためのTatooですよね。
ある意味、同じカテゴリー。

文化的背景がちがう中で刺青の有無だけでは人を判断できないですよね。
さすがに、駐在の人が入れようとしたら、日本帰ったときのことを考えてやめたほうがいいよとわたしも言うでしょうけど、永住の人にはその忠告は意味のないものです。

ちなみに、渡米以来、もっとも礼儀正しく、もっともやさしく、もっとも信頼できると思えた人は、Tatooばりばり、ピアスだらけ、モヒカンで黒マニキュアをいつもしていた男性でした。それが彼の美的センスだったんでしょう。
デュプレックスの２階に住んでいたんですけどね。挨拶も礼儀正しく。気配り万全。私のルームメイトが長期不在のときは、何か困ったことがないかさりげなく声をかけてくれる人でした。