今年は近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright) が生誕150年を迎える記念の年で、世界各地でライトの特別記念展示が行われています。ライトは日本では帝国ホテル旧本館を設計したことでよく知られていますが、1959年に91歳で亡くなるまでに、1000棟以上の建物を設計したといわれています。
その中でも初期の頃(1890年代)に設計・建築されたライト自身の邸宅兼スタジオがシカゴ市郊外のオークパークに残されています。伝統的なヨーロッパ建築が主流であった時代に、斬新で画期的なアメリカ独自の建築様式 “プレーリースタイル”はこの時期に生みだされました。ライトが家族と20年間暮らしたこの家は、彼の実験的な建築スタイルだったようです。木の温かみや自然の光をうまく取り入れ、様々な幾何学模様のステンドグラスで空間を美しく装飾された室内、日本文化の影響が感じ取れるデザインも随所に見られます。
フランク・ロイド・ライト財団の英語での解説をメインに、日本語の簡単な解説を加えたツアーを実施します。
またHome & Studio ツアーの後には、同じ通りに所在するライトが設計をした家が立ち並ぶ近隣のツアーもあわせて行います。フランク・ロイド・ライトが遺した偉大な建築の数々を、是非この機会にご覧いただければと思います。
◇日時: 2017年10月21日(土) 10:00AM - 12:00PM
◇場所: Frank Lloyd Wright Home and Studio (951 Chicago Ave, Oak Park, IL 60302)
◇スケジュール
9:45 現地集合
10:00 自宅兼スタジオツアー
11:00 近隣のライト建築のオーディオツアー(日本語の選択あり)
12:00 頃終了
※ツアーの後オークパークダウンタウンにて昼食
※車でお越しの場合、Home and Studio近辺の路上駐車をご利用下さい。
◇参加費 JCCC会員(登録企業従業員含む): 大人$15 子供(18歳以下)$10 3歳以下無料
非会員:大人$24 子供(18歳以下)$19
定員30 名 ※参加費には昼食代は含まれておりません。
◇申込み JCCCウェブサイトからお申込下さい。(www.jccc-chi.org)